ひよこアーツとは?

ひよこアーツは、若手アーティストと社会をつなげ、

より多様な人が多様な方法でアートに関わって生きていくことを目指す活動です。

世の中には多くのアーティストがいます。演奏家、作曲家、画家、映像家、これらの枠に留まらない様々な活動…。彼らはどのように働き、生活し、生きているのでしょうか。

アーティストとして活動したいけれど、仕事につながるきっかけがない…。

表現活動と就職の両立はできる?

どうすれば、アーティストとして自立できるの?

発表の場がない…

確定申告って?

自分の作品につける値段って?

芸術を学ぶ多くの場所では、表現の力を伸ばすことに重点が置かれています。

しかし、いざ活動しようとなると、表現力だけでは解決できない様々な壁があります。実際にアーティスト活動をするには、自らの作品や演奏を発信し、売ることも必要です。


一方で、アーティストに来てほしいけれど、呼び方が分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。音楽、美術、身体表現…アートと一口に言っても表現手法は様々。そして、キャリアの積み重ね方も様々。

ひよこアーツは、以下の2つを軸に、若手アーティストやその卵のキャリア作りを、知識、企画の両面から応援します。

▶アートに関係するキャリア情報を発信する

▶アーティスト活動と生活の在り方を一緒に考える

活動の背景

ひよこアーツの活動は、以下のような背景を契機としています。

・芸術を学ぶ多くの学生が、卒業後の進路に悩むという現状。

・技術を持っていても、自分を活かせる働き方を知る機会がない。そのために、自らの生き方について手探りなまま、自営や進路未定という不安定な状況に突入するケースが後を絶たない。

・アーティストを目指す者とアーティストを求める者が出会えていない。特に小規模事業においては、若手アーティストとつながる機会が口コミ等に限られ、属人化するケースがある。

これでは、アート業界を活性化しようにも、厳しい状況です。

そもそも、美術大学・芸術大学・音楽大学の学生は、学生生活の表現活動の中で、集中力、時間管理、コミュニケーション力など、社会活動に活きる多くの力を身に付けています。そのため、就職を希望すれば大半が仕事を得ています。つまり、社会で必要な基礎力は十分身に付けているはずなのです。

せっかくアーティストを目指しており表現力があるにも関わらず、情報がないせいで諦めるのはもったいない。このような考えがきっかけで、ひよこアーツの活動は始まりました。

名前の由来

ひよことは、人生の新しい局面に差し掛かり、ウロウロしている状態の人々のことを指しています。
目指す方向ややるべきことを模索しながら歩く、生まれたてのひよこ。彼らは厳しい生存競争の中で、時に激しく、時にマイペースに、たくましく成長して行きます。ひよこアーツは、自らもひよこたる新鮮な気持ちで、芸術界のひよこたちを全力で応援したいという思いで名付けられました。