若林 麻衣(WAKABAYASHI Mai)さん

若林 麻衣(WAKABAYASHI Mai)さん

アート教室/画家

アトリエコリーヌ:https://atorie-colline.amebaownd.com

プロフィール

2014年 地域新聞社記者
2015年 アトリエコリーヌ始動
2021年 アトリエコリーヌ展示会
     いたばし画廊共同代表

現在、何をしていますか?

2年ほど前から、「アトリエコリーヌ」というアート教室を開いています。

知的障がいがある方もない方も、制作を通してつながり、自分らしくいられる場所を目指しています。

絵は、どのように始めたのでしょうか?

小さいころから絵を描くことが好きで、母がほめてくれたことで自信にもつながりました。オリジナルの絵を描く楽しさを実感したのがその頃だったと思います。

小学生から近所で油絵を習っていましたが、習い事としては特に好きというわけではなかったです。

進学や就職の際はどのように考えていましたか?

私は、美大には結局進みませんでした。成長するにつれ、技術力が求められて、自信がなくなってしまって、ゆるく、好きに続けられたらいいかなと思っていました。

大学卒業後は一般企業に就職して、事務を長くやっていました。当時は、創作をしたい気持ちに蓋をしていたところがあったと思います。

どのように今の活動にたどり着いたのでしょうか?

子育てと仕事の両立で悩んだのがきっかけで、地元の新聞社や区議会議員事務所で働くようになりました。地域で働く中で、パステルアートや臨床美術士という民間の資格を受講していたこともあって、アートを通じて人とつながる機会が増えていきました。

そのうちに、アートの楽しさを一人でも多くの人に伝えたいと思うようになりました。

教室を始める時には、どのように考えていましたか?

初めは、看板を掲げるほどの自信はなかったです。でも、自分らしい活動の時間を持ちたいという気持ちはあり、周りに勧められたのもあって、思い切ってやってみようと思いました。

教室を開く場所や最初の生徒さんとも人づてにつながることができ、最初は月一回くらいのペースで、緩やかに始めました。人のつながりは大事ですね。

これからどうしていきたいですか?

去年、教室メンバーの展示会をやったところ、思いのほかたくさんの方が来てくれました。知的障害の方の作品を観る機会は少ないし、描いている方にも発表の場は大事だと思うので、今後も続けたいと思っています。

障害を持つ方に限られたコミュニティではなく、絵を通してたくさんの人たちがつながって、輪が広がったらいいなと思います。