ピアニスト/パフォーマンスアーティスト

WEB:https://h-mlim.editorx.io/newmusic

プロフィール

1994 韓国大田生まれ
2012 大田音楽協会全国学生音楽共演大会 優秀賞
2016 現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅻ」ファイナリスト
2016 「winter music」、東京
2016 「what??: fluxus collection」、東京
2016 「Challenge Art in Japan『環状』の岸辺」、東京
2019 作曲家の肖像:alcides lanza
2020 「electro-acoustic music」、東京・ソウル
2020 「環ジョウ交さ点」、佐賀
2021 東京藝術大学音楽環境創造科アートプロデュース専攻卒業
2021 情報科学芸術大学院大学 メディア芸術表現科入学
2021 「electro-acoustic music」、岐阜
2021 「第二回環ジョウ交さ点」、佐賀

現在、何をしていますか?

情報科学芸術大学院大学のメディア表現研究科というところで、作曲家の三輪眞弘先生の下で、演奏経験の拡張および再解釈を研究しています。いかに作曲当時の感性で弾けるか、じゃなくて、今、ここの感性をもっていかに演奏できるか、みたいなこと。具体的には、現代音楽の中でも、電子音響を背景にピアノを弾く作品を中心に研究を行っています。また、当時想定されていなかった身体論やジェンダー論と結びつけた再解釈も試みています。

キャリアについて考えることを教えてください。

現代音楽のピアノ曲を主に弾きながら、それだけで生きていくことはとっても難しいことです。大学院を卒業後、博士になるか、フリーランスになるか…、大学で働きながら人を教えることにも興味がなるわけで、将来的には、どこか大学で非常勤講師や教授をしながら活動できたらいいなと思っています。

自分の名前を売ることが必要なので、FacebookやYouTubeなどで、自分の活動を10年くらい発信し続けています。 そうして作った基盤の中で、コンサートを開くこともあります。

なぜ現代音楽を専門にしたのでしょうか?

現代音楽は多分中学生くらいからずっとしていますが、特に電子音楽に魅力を感じた切っ掛けは、ピエール・ジョドロフスキー(Pierre Jodlowski)という人が作曲した白のシリーズ(Série Blanche)という曲を聴いて、ショックを受けたことです。ピアノとそれ以外の音が一緒になって、今までは聴いたことない音の風景が広がっていた。
ピアノだけではできないことが、こんな風にできるんだという発見がありました。

大学時代には将来についてどんな考えを持っていましたか?

実は、大学の専攻は、入学前に思っていたのと違ったので、始めは悩みました。結局悩み続けるよりは、自分のやりたいことを一人でもやっていこうと思ったんです。

学部の専攻だったアート・マネジメントについても、なんだろうって、自分で考えながら、進んできた感じです。

  • HyunMookLim

画家

プロフィール

2014 “Visages”, LIUSA WANG、フランス、パリ
2010 “Solo Exhibition”, AMP Gallery, 東京 グループ展
2018 “after sunset”, LIUSA WANG, フランス、パリ
2015 “The world is not in isolation”, LIUSA WANG, フランス、パリ
   NHK Eテレ「バリバラ」絵画提供
2014 “Taku Anekawa/Kohei Akiba × ISETAN”, ISETAN新宿店 、東京
   ”Groupe 2014″, LIUSA WANG, フランス、パリ

現在していること

絵を描いています。
2年半前くらいから知的障害の方をみる仕事もしていて、それはすごくやりがいがあるし、絵も描けている。そうやって、なまなましく生きるのが僕の目標です。

キャリアについて考えること

僕は戦略みたいなものは知らないし、そういうのに興味もないです。以前は、世に出ること、有名になることは素晴らしいって考えていた自分がいました。だんだん考えが変わって、場合によっては趣味の延長と捉えられてもいいかなって思っています。

好きな絵を描いている自分がいて…。今はそれがすごくうれしいです。

なぜ絵を描き始めたのか

高校卒業後にフリーターみたいなことをしていて、通りすがりに美術予備校があったから勢いで入ったのが始まりです。なぜか褒められたり、自分の内面をかなり整理できたりして、これは続けるべきだなと思いました。

大学時代に考えていたこと

大学生の時は、絵描きになりたいなと漠然としか考えてなかった。知っているギャラリーはゼロだったし、知識もありませんでした。

卒業後、好きなギャラリーに直接問い合わせて「見てもらえませんか?」って言ったらそこで取り扱いが決まって。まぁ、宝くじみたいなものですね。

学生へのメッセージ

藝大が素晴らしいという考え方がもしあったら、そういう幻想は捨てるべきだと思います。予備校とかには多い考え方だけれど。でも実際はそんなことなくて、人間の脳みそなんて大して変わらないから普通なんだよね。

  • AkibaKohei

アーティスト / リズム論研究 / 打楽器奏者

プロフィール

1998 宮崎県生まれ
2017-2021 東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科
2021- 同大学院大学院映像研究科修士課程メディア映像専攻
カブトムシ、かさねぎリストバンド、LA SEÑAS-COLECTIVOなどの音楽プロジェクトに参加している。

現在、何をしていますか?

今は藝大の大学院でメディア映像を専攻しています。2週間ごとに課題出して、制作して、講評して、っていうのを繰り返してます。大変だけど、結構、力がつくね。

キャリアについて考えることを教えてください。

作家としてキャリアを積んでいくためには、独自スタイルを主張していくことが重要なんだよね。だから僕は、ある種戦略的に、リズムのことをずっといっている。
あと、とにかくめちゃくちゃ、展示なり発表なりをして、ポートフォリオや経歴を分厚くしていくようにはしているかな。それ次第で、企画展やグループ展に呼ぶか決まったりするから。最終的には量より質で勝負したいけど、そのためには経験量が必要なんだよね…。

なぜ映像を専攻したのでしょうか?

僕がずっとテーマにしているリズムの概念には、動くイメージという側面があって、それはつまり映像では?って、卒制の時に思ったんだよね。話や絵や言葉では分からない、身体感覚を伝えることに、映像はとても優れていると思います。

大学院へ進むときにはどんな考えを持っていましたか?

はじめは、リズム論が美学の範囲な気がしてたから、大学院に進んで美学を研究しようと思っていて。つきたい教授もいたんだけど、TOEIC受けるのを忘れてて、入試を受けれなくなって…残っている選択肢で一番いいものを選びました。

KuwaharaKanji